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モ201形(モ2001形)



昭和10年に電1形の鋼体化車輌として4両が登場、昭和12年に6両追加された。 電1形の鋼体化車輌ではあるが、書類上では改造ではなく新造車輌として扱われている。 追加分の6両は若干仕様が異なった為か、間もなくモ205形として別形式化され、本形式は当初の4両のみとなり、これに際して「モ2001形」から「モ201形」へと形式名を改めた。 車体は南海鉄道天下茶屋工場で製造され、電装品は電1形のものをそのまま使用している。 台車は電1形の台車を低床台車に改造して採用した。 元々同形式であったモ205形は総勢46両が製造され、平成2年まで使用されたが、本形式はモ205形より車体が僅かに短い上に車輌数も少なく扱いづらかったのか、 昭和42年に全車輌廃車、木造車モ101形と共に形式消滅している。 廃車時に発生した台車はモ205形高床車の低床化の為に流用された。

※写真:「阪堺百年」(H13)より

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